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「DISASTER~愛しきあなたへ」の追憶日記

すっかり時間が経って「今更」感バリバリですが。
書きかけてはやめ書きかけては滞りしていた「DISASTER~愛しきあなたへ」の追憶日記です。
なるべくサラッと書こう。

いつもあたたかく見守ってくれるマブダチ・オカザキユーコの観劇レポも参考にしていただきつつ。
http://blog.pathologos.oops.jp/?eid=1421435

劇団だっしゅ1年半ぶりの本公演。
本来、別テーマの新作を上演する予定でした。

しかし、3月に怒った未曾有の大震災をうけて
「社会派劇団」をうたっているのに、さすがにこの大きな出来事にノータッチで公演をうつのはいかがなものだろうかと。
首脳陣の苦悩が(おそらく)ありまして、今回の作品となりました。

軽いタッチで描かれる日常の中に結構ヘビーな社会問題を織り込んだりだとか、
さらにアンハッピーエンドが多かったりだとか
だのに終盤ギリギリまでアドリブや下ネタが多分すぎるほどのドタバタだったりだとか

ただでさえ、好き嫌いが分かれるカラーの作風なのですが
今回は題材となった事柄が直近すぎて
まだまだ傷も癒えていない方が大勢いらっしゃる事柄で。
与えるショックが大きすぎるのではないかとか
いや、だからこそ「今」やることに意味があるだとか

そりゃもう本当に試行錯誤と暗中模索な作品作りだったような気がします。



ただ、今回の「DISASTER~愛しきあなたへ」はあくまでもフィクションです。
モデルとなった方はいらっしゃいますが
けしてドキュメンタリーではありません。
そこだけは、みなさまご理解いただけるとありがたいです。

でも、そのモデルになった
遠藤未希さんのエピソードはあまりにも有名で
その防災無線の声は、ニュース等で何度も何度も耳にして
あのショッキングな津波の映像とともに焼きついている方は、多かったのではないでしょうか。

そして、今回の作品のテーマは「東日本大震災」そのものではなく
「いのち」。

ですから、「震災」の様子や痛ましさや悲痛を描くためにそれまでの流れがあったわけではなく

主人公・安藤幸ちゃんが生きている日常。
誰しもが当たり前のように生きている、愛しい人たちとの大切な日常。



それは、ある日あっという間に、それも理不尽に奪われてしまうかもしれないものであるということ

そのことを、今年日本で生きているすべての人は
「震災」によってとても強く感じ、知る機会があったと思います。


だからこそ、「今の日常」を見つめなおして、
より一層1日1日を大切に生きていかなくてはいけないということ

そのあたりを問いかけることがテーマの作品だったのではないかと。
私は理解しています。



賛否両論あってあたりまえで

今、この題材を選んだということで
強い拒否反応を示されたお客様も
また、大きな賞賛を寄せて下さったお客様もいました。


多くの方に、「ひっかかり」を残すことが出来たという意味では
成功の公演だったのではないかと思います。




さてさて、今回私の頂いた役は、児童施設「どんぐり」で働く職員、石原信子役でした。
冒頭では20代そこそこですが、それはほんの一瞬の出番で。
それ以降は40代の中年女性役。
全編通してのいわゆる「老け役」は初めてでした。

そういうのも演れるような年齢になってきたんだなぁと思う反面
どうしてもただよう「うそ臭さ」。

最初は「年齢」「老け」をどうやったら自然に出せるだろうかという方にとても意識が行っていましたが
「石原信子」をいう人と、その周囲の園長先生や施設出身の子ども達との関係性を創っていく流れの中で、自然と「老けよう」という意識がなくても「信子さん」に入れるようになりました。
実際に老けメイクをすることで外面から入っていくこともできましたし。
(でもこの老けメイク、園長先生はともかく私のは照明が当たったらほとんど飛んでしまってたみたいですね…。
いーんだ、自分のスイッチのために役立ってたから…。)

信子さんの劇中の役割の大きなものとしては

天真爛漫な主人公・幸が育った環境の土台としての説得力と
望まない妊娠をしてしまった優菜ちゃんへの語りがけ。
そして、施設の子ども達に対する「親代わりだが、けして親ではない」という線引き。
その線引きを何故しなければいけないのかという背景を、滲み出させること。
かつ、「クサイ芝居」ではなくリアリティを持って共感が得られる芝居にすること。
(これは私の芝居の元々ある大きな課題です)

今回も、なかなかに課題が多く、戦いがいのある役をいただけたなぁと思います。

私、どうしても普通に演じると
「腹黒そう」「裏がありそう」といわれがちなんですよね。
良く言って貰っても「実は賢そう」とか。
なんでだろう。

「根っからの善人」が実は苦手ジャンルなのだということを改めて気づかされた役でした。

自分1人ではなく、一緒に同じ空間を創り出していく共演者との関係性から役を深めていけたと感じられたのは、いい経験でした。

そして、こんな機会でもなければスケジュールの調整をつけて宮城県まで足を運んだり
いまだに傷跡の癒えない被災地の姿を目に焼き付けることも無かったと思うのです。

私たちにできることはなんだろう。
「できること」「やるべきこと」の正解はわかりませんが
気持ちをいつも被災された方々に寄り添わせていること。
貢献できる機会があったら、尻込みせずに手を伸ばすこと。

その気持ちを新たに持つことができたり
また、ご来場くださった方にも同じ気持ちを共有できたりしたならば
それはとても嬉しいことだと思います。

ずいぶんと長くかかりましたが、そしてまとまりもありませんが
これで「DISASTER~愛しきあなたへ」の追憶日記とさせて頂きます。

最後になりますが
このたびの東日本大震災で被害にあわれたすべての方に
お見舞い申し上げるとともに

遠藤未希さんをはじめ、命を落とされたすべての方に
心よりご冥福をお祈りいたします。
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テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

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舞台出演情報

【客演情報】
劇団五○鬼(ごじゅっき)
『なんどのあわせ』

2017年11/23(木)~28(火)
北池袋新生館シアター

詳細は追って告知いたします。

プロフィール

みみね

  • Author:みみね
  • 本庄 美峰
    (ほんじょう みみね)
    6月10日生まれ、双子座B型。

    日常的なつぶやきはTwitterにて。
    アカウント【_mimine_】でやっております。

    フリーのMC・ナレーター・声優として活動中です。出演依頼、受付中!
    2010年2月1日より、劇団だっしゅの劇団員となりました。
    舞台出演も、精力的に頑張っていこうと思います。

    週末・祝日はキャラショーの「おねえさん」として、全国のステージに出没してます☆

    スパム的なコメント、公序良俗に反する宣伝コメントは削除させて頂きます。ご了承ください。
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