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日常へ帰る前に、追憶。

2日間、放電&充電しました。

劇場に持ちこんだ荷物を片づけたり、衣装を洗濯したり
そうしながら、「千恵」がゆっくりと私の中からいなくなるのを感じています。

この、だんだん自分の中から役が抜けていく感覚は、何度体験しても寂しいですね。

いちばん、「ああ、終わったんだなぁ」と実感したのが、頑張って伸ばして塗ったネイルを落とし、爪を元通りに短く切ったこと。
力作ネイル1

基本的に深爪派の私が、これだけ長いこと爪を伸ばしたのは人生初でした。
あんなにうっとおしかったのに、切ってしまうとなんだか物足りない感じがします。
(でも、キーボードをうつのも携帯メールをうつのも、服のボタンをかけるのも、なんてやりやすい!!)

バラシ作業や除光液で、指先がだいぶ荒れてしまったので、ハンドクリームと手袋生活です。
来週、また手タレの撮影が控えてるので、それまでに整えなきゃ!!



さて。
劇団だっしゅ「live through~手のひらいっぱいに太陽を~」
改めて、少し思い出してつづってみたいと思います。
長文になりますが、よろしければお付き合いください。

だっしゅ舞台


アフガニスタンでの、内戦での被害に苦しむ罪もない一般の人。
信念を持って戦いの中に身をおく人。
無償で医療活動を続ける日本人医師、その家族。
地雷を撤去し、サッカー場を作るために活動するボランティア団体の若者。
そんな状況を、日本に伝えるためにやってきた報道陣。

そんな人々の様子をつづりながら、織り込まれる日本の若者の姿。


物語は、誰もが知っているあの911事件から、その報復となるアフガニスタン空爆へとつながっていきます。




劇団だっしゅのカラーですから、基本的にはネタ満載(しかもかなり下ネタ率高し)でゆる~い雰囲気で進んでいくのですが、
その要所要所にたくさんのキーワードやメッセージが挟まれています。

ラストは。
最初にその台本を読んだ時は、その重さに、稽古場全体がず~~~~~~ん、と重たい空気になったのをとてもよく覚えています。



同じ事柄でも、切り取り方や見る方向で浮かび上がってくるものは違う。
今回は、かなり、反米に傾いた切り口でしたから、異論のある方も多かったようです。
けれど、今の日本ではあまり語られることのない側面を、いくらかでも感じていただけたのではないでしょうか。

この芝居を見て、何かを思った方がいらしたら
その「何か」を忘れずに、そしてそれぞれができる「何か」に実行をしていけたらいいな、と思います。




で!
私の役ですが、日本の女学生「千恵」役でした。
そう、台本には「女学生」って書いてあったの。
別に女子高生じゃなくてもいいし、ギャル!という演出もなかったんです。

でも、相方のまりなちゃんと2人で、ギャルにしようと決めて、演出さんと色々相談して、ああいう形になりました。
じょしこーせー1

記号としての「日本の若者」が、一番パッと見でわかる形にしたかったんです。
極端なデフォルメではあったかと思いますが、私たちの、みなさんのある意味「鏡」の役割ですから。

アフガニスタンで、水も、薬もなく苦しんでる人々の姿の次に来る、「水なんてなくなるわけないじゃーん♪」という日本の若者。
そのギャップというか、落差をなるべくいっぱい出したかった。
空気を一瞬で変えたかった。

台本にないセリフもアドリブでいっぱい作って、どんどん膨らませました。
こんなに自由にいろいろやらせてもらえた芝居は初めてです。
いえ、もしかしたら、やろうともしてなかっただけなのかもしれない。

そして、特に私たちの出るラストのシーンの直前は、アティーちゃんとイーサーからつながって(あ、拓真もいたか)、マスターとイーサーのあの、とても熱く胸を打つシーンです。
その直後に、お客様が余韻に浸ってところどころすすり泣きが聞こえてるような空気を。
ぜんぶ、ふっ飛ばさなきゃいけなかったわけです。
しかも、後ろのスクリーンにはあの911の映像。

暗転板付きのたった1人の私でしたが、後からあのインパクト満点の衣装で飛び込んできてくれるまりなちゃんを信じて、踏ん張ってみました。
袖で、大きく深呼吸して。
客席の一番後ろまで、私の気で包みこんで、お客さんの意識を日本に戻せるように頑張りました。

まー、といっても力みすぎてもしょうがないですから、ウキウキしながらやってましたけどね。



そして、もう1つの自分の課題。

相方、まりなちゃんは平成生れのハタチです。
その彼女と2人並んで、「ギャル」に見えなきゃいけない。
たいがい若く見られる私ですが、さすがに10代は…ないわー。
見た目は、衣装やメイクでなんとか頑張れるのですが、ふとしたハズミに出る仕草がね。
何回、「昭和の香りがする!」と指摘されたかわかりません。

というわけで、若者の仕草や言葉遣い、色々研究しました。
身体のクセを殺すのは、セリフのクセを殺すよりもさらに難しいですね。

というわけで、今回私が研究した「若者に見えるための覚書」

・テンションのメリハリはとにかく激しく!一気にフルスロットル!!
・瞬発力!テンションがハイな時は、重心もコロコロ変える。
・しゃべってない時も、ポカンと口をあける。首をやや前に出す。
・ボディランゲージは大きく!でも単純に。
・滑舌は、母音を甘く、やや舌足らずに。(お客様に聞き取れる範囲で)
 ex:「マジで!」は「マジァでぇぁ~!」←極端
・相手と会話しつつも、ネイルが気になる。髪の毛が気になる。あんまり目を見て話さない。
・「昭和」なジェスチャーを出さない!!

特に、ラストの昭和ジェスチャーはね!
私、たぶんリアル同世代のみんなと比較してもジェスチャーがね。オヤジ臭いみたいですよ。

あちゃー!と額を叩いたり。
そうか!と膝を叩いたり。
まいったー、と後頭部をゴシゴシしたり。
「英語だけは得意なんだよねー」とこめかみをツンツンとつついたり。

みんなアウト!らしいですよ。てへ。
(そう考えると、今の若者のボディランゲージのなんと単一化されてることか!昭和ジェスチャーの豊かなことか!!ビバ昭和!!!)

それらを殺し、研究を重ねた結果、かなり見た感じギャルになれたみたいです。
じょしこーせー2

演出からも、褒め言葉として「バケモノ」という言葉を頂戴しました☆
頑張ったかいあったー。


見ていただいた方に、「日本の若者はここまでバカなのか」と、多少イラっとしつつ、でもそれはある部分自分たちの「今」なのかもしれないと。
少しでも思っていただけたなら大成功です。
まだ、やりたいことはあったし、やれることもあったかもしれないです。
未麻ちゃんを、もっと引き上げてあげることもできたかもしれない。
やらなきゃいけないかったかもしれない。

でも、後悔と心残りを舞台に残しているから、次へのエネルギーにもつながるわけで。
今回のメンバー、まったく同じで何かをやれる機会は、もしかしたらもう無いかもしれないけれど。
それぞれが、次のステップに立った時に、今回の舞台への遣り残しを、1つでも適えられるといいな、と思います。

共演したみんな、支えてくれたスタッフの皆様、ご来場いただいたお客様。
そして、相方のまりなちゃん。
今回、私を1年半ぶりの舞台に呼んでくれた、尊敬する先輩である団長様。
舞台に出る私を支えてくれる、家族や日常生活お世話になっている皆様に。

心からの「ありがとう」を。



そして、千恵。
この作品中では、情けなくなるほどにおバカちゃんな彼女だけど。
なにかのきっかけで、彼女も、智子さんや人見さんや、青かんちゃんや伊藤ちゃんみたいな素敵な女性になってくれたらいいな…と思いつつ。
私も、この作品のページを閉じて、日常に返ります。
この作品で得たもの、得た意識を大切にしていかなくちゃ。

長々と、思いつくまま書きつづりました。
お付き合いいただいて、ありがとうございました。
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テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

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舞台出演情報

【客演情報】
劇団五○鬼(ごじゅっき)
『なんどのあわせ』

2017年11/23(木)~28(火)
北池袋新生館シアター

詳細は追って告知いたします。

プロフィール

みみね

  • Author:みみね
  • 本庄 美峰
    (ほんじょう みみね)
    6月10日生まれ、双子座B型。

    日常的なつぶやきはTwitterにて。
    アカウント【_mimine_】でやっております。

    フリーのMC・ナレーター・声優として活動中です。出演依頼、受付中!
    2010年2月1日より、劇団だっしゅの劇団員となりました。
    舞台出演も、精力的に頑張っていこうと思います。

    週末・祝日はキャラショーの「おねえさん」として、全国のステージに出没してます☆

    スパム的なコメント、公序良俗に反する宣伝コメントは削除させて頂きます。ご了承ください。
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